大屋明啓

『江戸切絵図』市谷/嘉永4年（国会図書館蔵）より抜粋、「大屋良太郎」表記区画は明啓の実子の表記だが、補足資料の『御府内沿革図書』の記載から、同区画を明啓の屋敷地と推定。家禄は1150石

使番から長崎奉行まで昇進

役職通称遍歴

和暦	西暦	役職	通称	備考
文化6年5月6日	1809年6月18日		保五郎	家督
天保8年1月11日	1837年2月15日	使番	右京	高1150石
天保12年閏1月24日	1841年3月16日	先手鉄砲頭	図書
天保12年8月10日	1841年9月24日	先手鉄砲頭	図書	火付盗賊改加役
天保13年9月30日	1842年11月2日	佐渡奉行	図書
弘化2年5月9日	1845年6月13日	小普請奉行	図書
弘化2年12月16日	1846年1月13日	小普請奉行	遠江守	諸大夫
嘉永元年11月1日	1848年11月26日	長崎奉行	遠江守
嘉永3年5月25日	1850年7月4日		遠江守	卒

屋敷地推定

屋敷地推定補足

出典：東京市 編『御府内沿革図書』第三篇下,東京市. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3436311 (参照 2025-04-15)

同地の天保元年の『御府内沿革図書』に「大屋右京」と明啓の表記が確認できるため、同地を明啓の屋敷地と推定

武鑑記載家紋

花押