江戸幕府は江戸周辺での鉄砲の使用を禁止し、幕臣に取締りを命じました。その後、幕領の代官により鉄砲改が行われ、猟師以外の所有者から鉄砲を取り上げました。関八州での取締りから始まった鉄砲改の制度は全国に広げられ、鉄砲改役は大目付の加役となりました。『武鑑』では「十里四方鉄炮御改」として記載があり、「大御目付ヨリ兼役」と注記が確認できます。下記に『柳営補任』の記載から推定した幕末期(嘉永~慶応)の就任者を列挙します。
大目付からの加役
柳生久包(弘化3年10月2日~嘉永6年2月22日)
篠山景徳(嘉永6年2月22日~嘉永7年7月)
筒井政憲(嘉永7年10月~安政2年9月10日)
土岐頼旨(安政2年8月9日~安政5年2月2日)
池田頼方(安政5年2月2日~安政5年10月9日)
久貝正典(安政5年10月16日~万延元年8月12日)
小笠原長常(万延元年9月21日~万延元年12月15日)
駒井朝温(万延元年12月25日~文久2年8月24日)
浅野氏祐(文久2年閏8月2日~文久2年10月17日)
大久保忠恕(文久3年7月13日~文久3年8月13日)
松平康正(文久3年8月13日~文久3年9月28日)