日本の近海にたびたび出現するようになった異国船に対し、いかに対処していくかを評議する掛。老中・若年寄の中にその事務を担当するように任じられたものもあるが、多くの幕職に就いていた旗本が任命された。構成員は大半が勘定所(勘定奉行・勘定吟味役)と大小目付(大目付・目付)から成る。オランダ商館長から提出された『オランダ別段風説書』やペリーの国書への対応なども評議したり、諮問に答えたりしている。外交を管掌する外国奉行の創設に伴ってその役目を終えることとなる。
海防掛就任者一覧
九鬼隆都(大番頭) 平賀勝足(目付) 松平近韶(目付) 石河政平(勘定奉行)
佐々木顕発(勘定吟味役) 小出英美(目付) 羽田利見(勘定吟味役) 深谷盛房(大目付)
土岐頼旨(大目付) 松平近直(勘定奉行) 本多安英(目付) 稲葉正伸(目付)
三宅康済(目付) 戸川安鎮(目付) 大沢定宅(目付) 井戸弘道(目付)
鵜殿長鋭(目付) 都築峯重(勘定吟味役) 大久保信弘(目付) 塚越元邦(勘定吟味役)
竹内保徳(勘定吟味役) 荒尾成允(目付) 一色直温(目付) 川路聖謨(勘定奉行)
堀利煕(目付) 江川英龍(勘定吟味役) 永井尚志(目付) 村垣範忠(勘定吟味役)
岩瀬忠震(目付) 大久保忠寛(目付) 筒井政憲(大目付) 岡田忠養(勘定吟味役)
設楽能潜(勘定吟味役) 跡部良弼(大目付) 水野忠徳(勘定奉行) 岡部長常(目付)