日記改について

江戸幕府は日常の政務、行事、儀礼などの記録の必要性を認識し、各役職によって作成された記録を大目付を通じて表右筆によって『右筆所日記』(単に『御日記』と称されることも)にまとめる制度を整えました。この役目を担ったのが、大目付などに加役として任じられた日記改です。『徳川実紀』などの編纂にも『右筆所日記』が典拠として使用されています。下記に『柳営補任』の記載から推定した幕末期(嘉永~慶応)の就任者を列挙します。

大目付からの加役

堀利堅(弘化3年12月12日~嘉永6年)

柳生久包(嘉永6年2月22日~嘉永7年6月25日)

篠山景徳(嘉永7年7月~安政2年8月30日)

筒井政憲(安政2年9月10日~安政4年1月22日)

遠山則訓(安政4年3月2日~安政5年3月5日)

久貝正典(安政5年10月16日~万延元年8月12日)

平賀勝足(万延元年9月21日~万延元年12月25日)

大沢乗哲(万延元年12月25日~文久元年7月)

山口直信(文久元年7月30日~文久2年6月5日)

岡部長常(文久2年7月25日~文久2年閏8月2日)

大久保忠恕(文久3年7月13日~文久3年8月13日)

松平康正(文久3年8月13日~文久3年9月28日)