宮原義直

『江戸切絵図』鉄砲洲/文久元年より抜粋、「宮原弾正大弼」は義直の父の通称表記であるが、下記補足資料『御府内沿革図書』では文久2年の同区画に「宮原摂津守」表記が確認できる。安政2年には義直が家督を継いでいることから『江戸切絵図』の表記は更新漏れの可能性が高いと推定し、「宮原弾正大弼」表記区画を義直の屋敷地と推定。家禄は1140石

古河公方の流れをくむ高家旗本

役職通称遍歴

和暦西暦役職通称備考
文政10年11月14日1827年12月31日奥高家勘五郎見習、切米500俵
文政11年12月16日1829年1月21日奥高家摂津守従五位下侍従、切米1000俵
弘化4年4月15日1847年5月29日奥高家摂津守従四位下
嘉永7年9月27日1854年11月17日奥高家摂津守肝煎
安政2年11月27日1856年1月4日奥高家摂津守家督
安政6年2月15日1859年3月19日奥高家摂津守従四位上
慶応4年3月11日1868年4月3日摂津守

屋敷地推定

屋敷地推定補足

出典:東京市 編『御府内沿革図書』第二篇上,東京市. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3436306 (参照 2024-10-03)

同地の文久2年の『御府内沿革図書』に「宮原摂津守」と義直の表記が確認できるため、同地を義直の屋敷地と推定

武鑑記載家紋

『大成武鑑』(出雲寺/安政6年)奥高家より抜粋

家紋は十六葉菊

花押

[土岐]頼旨 [著]『花押似真』[1],[1—] [写]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2552686 (参照 2024-10-03)